2025年秋、再びいわきへ
東日本大震災以来、福島県のいわき市で行われている「いわき万本桜プロジェクト」へ、社員研修として参加したのは2023年でした。
▶いわき万本桜プロジェクト
秋の週末、プロジェクトの発起人である志賀さんにお招きいただき、社員2名でお餅つきイベントへお邪魔してきました。
秋のさわやかな空気の中、普段からいわき万本桜プロジェクトに関わってきたボランティアの方々と、支援者から提供された新米のつきたてお餅をたらふくいただくという、なんとも贅沢で心暖かいひと時。
こんなお餅は人生最高!、といっていいほどの美味しさでした。
午後はお腹いっぱいのお餅を消化すべく、少しだけ除草や菜の花の種まきをお手伝いさせていただきました。途中イノシシ君たちにもごあいさつ。
その空間にいるだけで心がどんどん元気になっていくような、明日も明後日もまた来たくなるような素敵な場所です。
以前のブログでは、万本桜プロジェクトの発起人、志賀さんと世界的アーティスト蔡国境氏との友情と回廊美術館の誕生についてお伝えするといったままになっていました。
今ではダイナミックな火薬アートで世界のスーパースターとなられた蔡国境さんですが、かれこれ40年ほど前、まだ無名だった蔡さんはいわきで暮らしていた時期があったそうです。
その頃、作品を買ったりいわき市立美術館での個展開催を支援した一人が、当時いわきで会社経営をしていた志賀さんでした。ちなみに志賀さんにアートに興味があったのかうかがったところ、「いんや、蔡さんが好きだったから。ただそれだけ」とのこと。
その後も蔡さんといわきの方々の交流が続いていましたが、2011年東日本大震災による福島第一原発事故が起き、福島が甚大な被害を受けます。
志賀さんは未来の子供たちのために、また地域の人の故郷への想いや誇りを取り戻すために、9万9千本の桜を植える万本桜プロジェクトを始めました。今度は蔡さんの方がその支援に乗り出し、サクラの山の中に友情に満ちた「いわき回廊美術館」が生まれたのです。
更に、蔡さんのアートと志賀さんの生き様に惹かれた寺山社長へとご縁がつながっていき、
こうして私たちが美味しいお餅をいただけるというのは、まさに棚から牡丹餅。(笑)
皆様ごっつあんです!
まだこの話には続きがありますが、長くなるので今回はこの辺で。
